そんな中、ワークショップで使っていた場所が無くなり、次の場所を探しているときにIshikawa Reformさんからお話をいただいたんです。
「リフォームをされたお客さまと生涯のお付き合いを目指すためにも、お客さまがもっと気軽に足を運べるお店を作りたい」。
私たちはその考えに共感し、Ishikawa Reformさんも私たちの考えに賛同してくれました。 そして2017年9月、conoyubiを始めることになったんです。

Conoyubiではママや赤ちゃん、未来のことを考えて、自然素材や手作り、身体に優しいものをコンセプトにした商品を扱っています。
妹は店長として、わたしはディレクターとしてconoyubiと携わっていて、主に商品のセレクトを行なっています。

雑貨ではベビー用品から食器、キッチン用品、フェアトレード品やフレグランスまでありますが、中でもギフトはとても喜ばれています。取り扱い点数はおよそ1,500点。
オープン当初から比較しても10倍以上です。少し珍しくて品質の良いものだからこそ、お客さまには実際に手にとってからお買い求めいただきたい。
お客さまのご意見も伺いながらそんな風に考えていると、いつのまにか点数が多くなってしまいました。

当店は「リフォームをしたお客さまが気軽に訪ねたくなる店舗：ライフスタイル・ショップ」を目指しています。リフォームや新築をされたお客さまに向けて、お住まいの雰囲気にマッチするインテリアもご提案していきたいという想いから、家具の取り扱いも始めました。
木の温もりや素材感を大切に、世代を超えて使えるこだわりのメーカーさんの良質な家具をご提案しています。

お店を始めて2年半、徐々にconoyubiを中心としたコミュニティができつつあります。
Conoyubiは、エクササイズやパン作りなどのワークショップを通して、ママ同士が楽しみながら仲良くなることを目指しています。そしてみなさん、すぐに仲良くなります。
孤独を感じていたママには友だちができて、その友だちと一緒に違うクラスにも通い始めています。
孤立するママの課題を少しでも解消したいと思っていた私たちの目標はいま、ゆっくりと形を変えてきています。

これからはママたちだけでなく「すべての女性が自分らしくいられる場所」を目指していきます。
様々な年齢の方に集まっていただけるように、ワークショップの内容も充実していきます。そうやって広げていった人の輪はきっと、数十年と続く交友関係になり得ます。
この街が地元ではない女性たち（本当に多いです）はこの先ずっと、この街で暮らしやすくなりますし、この街のことをきっと、好きになってくれます。数十年続く人間関係がたくさんできると、地域の未来がきっと変わります。いまよりももっと、社会的に意義のあることができる気がするんです。

ネット通販が全盛の時代ですが、conoyubiではこれからも、実際に目で見て、手で触れた感覚を大切にしたいという思いから「お店に来ていただくこと」を意識して商品をセレクトしていきます。Ishikawa Reformでリノベーションをしたら素敵だろうなって想っていただけるように、これからもお客さまのライフ・スタイルをデザインしていきます。そして、リフォームを行ったお客さまの生涯のパートナーとしてふさわしいお店とは？その在り方を模索していきたいです。