CASE 9

花嫁を迎えるための二世帯リフォーム。

竣工:2014.8
分類:戸建住宅の二世帯リフォーム・増築
息子さんのご結婚を機に二世帯住宅へとリフォーム。新しい家族を迎えるために、平屋建ての和風住宅を増築しました。家族のコミュニケーションがうまれる空間を目指して、くつろぎを重視した和の雰囲気や対面キッチンなど、コンパクトな中にもお施主様のこだわりが活きるリフォームとなりました。

お父様が大切にされている純和風の母屋にLDKを増築。母屋との外観のバランスも考慮し、”和洋折衷”ならぬ”古今折衷”を目指して建てられました。増築部分は、耐震性能はもちろん、省エネ・維持管理の面でも優れています。

増築したLDKには、畳のコーナーも設けました。母屋と同じように、掘りごたつでくつろげるスタイルになっています。また、三枚戸を開けると、増築前の八畳間とつながり、広い空間が生まれるよう設計されています。

キッチンは、若い夫婦が仲良く食事の支度や後片付けができるよう、対面キッチンに。夫婦共に好きなお酒を飲み、会話しながらおつまみを作ったりもできます。仕事帰りの日も、休日も、ほっとするひとときが生まれます。

リビング畳と掘りごたつに木製ブラインドで、和モダンを感じさせるトータルコーディネートを実現。また、キッチン前のカウンターを低くすることで、室内を広く見せ、ゆとりあるリビング作りを目指しました。

ダイニング収納は、子世帯用の収納スペースも十分に用意できるよう配慮されており、プライバシーもきちんと保つことができる造りに。将来、子どもが生まれたら、寝かしつけがすぐにできるように、隣接した母屋との間に三枚の引き戸を設置しました。

増築した壁の厚さを利用したニッチ。正面の壁には、外壁材の余りを使ってアクセントに。これから増えていく、夫婦の思い出の品や、お気に入りの小物を飾ることができるようにしました。

親世帯と共用の浴室と洗面脱衣室。洗面ドレッシングは大型のものに交換しました。お嫁さんにも使いやすいようにと、ご両親からの優しい配慮が表れています。

もともとトイレがあった場所を母屋からLDKへの通路にしたため、子世帯トイレを増築部分へ移動。LDKと同様に、こちらも和の雰囲気を取り入れてコーディネートしています。

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