CASE 13

父が建ててくれた大切な我が家を守りたい
―古民家をスタイリッシュにリフォーム―

竣工:2016.12
分類:古民家リフォーム
受賞:Panasonicデザインアワード2017 地区優秀賞

E様のご自宅は、大工だったお父様が建てた築60年の母屋と、結婚時に増築した2棟からなる思い入れのあるー建物。
その後、同居していたご両親が逝去され、建物の南側の母屋部分が空き家になってしまったこと、そして耐熱や耐震等の心配もあったことからリフォームを決意。
E様ご家族が住まれていた増築部分は北側にあり日当たりが良くなかったため、LDKを母屋に移動して生活の中心を南側に持っていきました。また、キッチンを奥様ご希望の対面式にすることで、家族間のコミュニケーションが増え、自然と家族が集まるLDKとなりました。

痛みが出ていた外壁を張り替えたことで、2棟の建物に統一感が生まれ、すっきりと印象となりました。また耐熱や耐震の不安は、サッシを耐熱性能の高いものに入れ替えて壁を増やすことで解消しました。

履物などが乱雑になっていた玄関に収納を設置することで、玄関が広々とした印象になりました。

もともと北側にあった居間やダイニングキッチンを日当たりが良い南側に間取り変更することで、自然と家族が集う20畳の広々としたLDKとして生まれ変わりました。キッチンは奥様が対面式を希望されていたため、アイランドキッチンを採用。家事をしながら家族とコミュニケーションが取れるようになりました。キッチンの背面には大型のカップボードを設置して、たっぷり収納も確保しています。

家の中心に通り抜け可能なパントリーは、各部屋からのアクセスが良く、食材だけでなく色々な物の収納に便利です。

パントリーには可変棚を設置し、使い勝手を向上。

北向きにある洗面・浴室は、白に統一することで明るい印象になりました。

黒いアクセントのクロスは、外壁の黒と合わせたご主人のこだわりです。

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