
【室温が低いほど血圧が高く…】断熱リフォームの基礎知識と3つの健康メリット
今回は国土交通省住宅局と、当社も参加している一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が発行した令和3年度版の「住宅リフォームガイドブック」より断熱・省エネリフォームについてお伝えいたします。
出典:一般社団法人住宅リフォーム推進協議会
https://www.j-reform.com/publish/book_guidebook.html
夏の寒さ・冬の寒さがこたえます。
毎月の光熱費も高めだし…
省エネリフォーム をおすすめします!
断熱性能が高まり、
快適で健康な暮らしが実現します。
断熱性能を高めると外気の影響を受けにくくなるので、屋内の快適性が高まり、結露やカビの発生を抑えられます。冷房効率が高まるため熱中症の発生リスクを減らすことができ、また、 部屋間の温度差が小さくなるので、ヒートショックを予防することにもなります。さらに、冷暖房機器の使用を抑えられることで月々の光熱費も下がり経済的です。
断熱性能が低い家では、
熱中症やヒートショックに注意
■熱中症救急搬送者の発生場所
夏の熱中症救急搬送者の発生場所は、住居が第1位で、全体の約4割を占めています。冬の部屋間の温度差は血圧の急激な上昇・下降を引き起こし、ヒートショックによる事故につながります。
■室間の温度差がヒートショックのリスクを増やす
まずは省エネ効果が大きい
窓の断熱改修を
窓は室内外の熱の出入りの約6、7割を占めるので、窓の断熱改修は大きな効果があります。その他、屋根や天井・壁・床下の断熱改修で、建物全体の断熱性能を高め、部屋間の温度差を小さくすることができます。
■窓の断熱改修例
▼ 内窓
既存の窓の内側にもう1枚窓を取り付けます。
▼ 複層ガラス
2枚のガラス内にガスや乾燥空気を閉じ込めて
断熱効果を高めます。
■床・壁・天井の断熱改修例
床下点検口などから床下に入り、
断熱材を施工します。室内の仕上げ材を撤去し、
断熱材を施工します。天井点検口から天井裏に入り
断熱材を吹き込みます。
暖かい家は病気のリスクを減らし、
健康な暮らしにつながります。
冬季の室温について、WHO(世界保健機関)は18°C以上 (小児・高齢者はもっと暖かく)を推奨しています。住宅を断熱化することで得られる健康面のメリットは、夏の熱中症や冬のヒートショックの予防以外にも多くあります。
血圧を下げる効果
室温が低いほど血圧が高くなります。
その影響は高齢になるほど大きいもの。
断熱改修後、血圧が改善されました。
健康診断の結果でも
違いが鮮明に
室温18度未満と18度以上で比較すると、
健康診断結果に大きな差がみられます。
*寒冷群:室温 18°C未満の家:温暖群:室温 18°C以上の家
足元が暖かい住宅では
病気が少ない
床付近の室温が 15度以上の住宅に住む人は、
15度未満の住宅に住む人に比べて、
高血圧・糖尿病で通院している人が少なくなっています。
*中間群:足元室温 15度未満の家*温暖群:足元室温 15度以上の家
*床上1m付近の室温は16°C以上
出典:国土交通省「断熱改修等による居住者の健康への影響調査」中間報告(第3回)
光熱費が下がるのも、
省エネリフォームの大きなメリット !
省エネリフォームは、コスト面でもメリットがあります。
家の断熱性能の違いによって、
年間の冷暖房費は3倍近く違います。
出典:国土交通省「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」
断熱リフォーム実例はこちら
*参考価格付き実例紹介
「定年後の20年、いかに健康に過ごせるかを考えて、リフォームを選択しました」
60代後半のN様ご夫妻は、健康寿命を考えて玄関ドア、浴室洗面、内窓断熱のリフォームを実施しました。
「これからの20年をいかに元気に過ごせるかが大切だと考えました。人間ドッグや生活習慣を見直したりすることに加え、生活の大部分を過ごす住まいをいかに安全に、快適にできるかが今回のリフォームを決めたきっかけでした」
続きはこちらからご覧になれます。
https://ishikawa-reform.jp/news/4465/